Optis 対 Apple 訴訟が英国で決着の予定 / Oppo と Verifone が POS 契約に合意 / Nokia が暫定支払いの裁定を獲得 / Transsion が Ericsson および InterDigital との訴訟の新たな詳細を明らかに / ほか多数
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今週はこれまでの出来事を振り返るのではなく、この先数日間にロンドンで予定されている重要な動きに目を向けます。Optis と Apple が英国最高裁判所で対峙する予定で、これは長年にわたり続いてきた両社の英国における訴訟の最終局面になることはほぼ確実と考えられます。Apple は現在、5 億 2 百万ドルおよびその利息分の支払い義務を課されており、多額の金銭が争点となっています。しかし、本件の重要性はそれだけではありません。この訴訟は、英国裁判所がグローバルな FRAND ライセンス条件を決定する際にどのような基準で決定すべきかを巡って展開しており、また、Optis への賠償額を 5,643 万ドルとした第一審判決を控訴裁判所が覆した判断が適切だったのかも問われています。そのため、今回の判決ははるかに広範な影響をもたらす可能性があります。FRAND/SEP の関係者は、交わされる議論を注視し、その後に下される判決を固唾をのんで見守っています。
一方、先週の注目すべきニュースとしては、Oppo と Verifone による POS(販売時点情報管理)機器向けの大型ライセンス契約が発表されたほか、ビデオストリーミング特許の侵害疑惑に関連する訴訟で被告の Warner Bros、Discovery、Paramount に対し、Nokia が英国で暫定支払いの裁定を獲得しました。その他、Transsion が複数の管轄区域で展開されている Ericsson および InterDigital との紛争について、新たな詳細を明らかにしました。
以下に紹介する記事は、内容に賛同しているためではなく、指摘する価値がある注目すべき情報と思われるため取り上げていることをご了承ください。
マーケット
Oppo は Verifone と POS 分野における大型ライセンス契約に合意しました。これにより、Verifone は Oppo のコネクティビティ関連の標準必須特許(SEP)を POS デバイスに組み込めるようになります。詳細はこちら(IAM) 🔒
Nokia と ASUS がライセンス契約を締結しました。ライセンス条件は仲裁プロセスを通じて決定される予定です。詳細はこちら(JUVE Patent)
Via LA がシズベルに続き、自社プログラム内の検証済みの SEP に関するデータを WIPO のデータベース、PATENTSCOPE で公開する 2 番目のパテントプール管理者となりました。詳細はこちら(WIPO の発表)。Via LA プレスリリースも参照
シズベルの CTO に就任した Giovanni Ballocca は、研究開発部門で培った豊富な経験を活用し、同社の技術・ビジネス両面での競争力強化に向けたプラン策定に取り組んでいます。詳細はこちら(Sisvel Insights)
法務関連
イングランド・ウェールズ高等法院は、2026 年 11 月に予定されている料率設定に関する裁判に先立ち、Warner Bros、Discovery および Paramount に対し、Nokia へ支払うべき機密の暫定支払い額を設定しました。詳細はこちら(ip fray)。🔒IAM も参照🔒
Transsion は、Ericsson および InterDigital が欧州や東南アジアにわたって繰り広げている同社に対する SEP 行使キャンペーンについて、これまで公表されていなかった詳細を明らかに しました。詳細はこちら(IAM) 🔒
政策と意見
SEP 保有者が英国の裁判所による暫定ライセンスの設定に慎重な理由の 1 つとして、適時性に関する懸念が挙げられています。詳細はこちら(Patricio Delgado、LinkedIn)
米国特許商標庁(USPTO)の当事者系レビュー手続きの打ち切りを求める特許権者は、John Squires 長官による先例決定に基づき、長官レビューを申請するための期間が延長されることになります。詳細はこちら(MLex)🔒
中国の FRAND 判決では、司法の中立性、世界的な特許ライセンス、そして米国での最新の立法提案について、疑問が呈されています。詳細はこちら(IAM) 🔒
欧州委員会当局者は、技術規格が量子技術の商業化に役立つ可能性があるとの見解を示しま した。詳細はこちら(MLex) 🔒
日本の特許庁は 7 月から、企業が技術標準化の活動に合わせて特許審査のタイミングを調整できる試験プログラムを開始します。詳細はこちら(MLex)
戦略と分析
英国最高裁判所は来週、Optis 対 Appleの審理を行う予定で、その最終的な判決は世界規模で SEP ライセンスの進む方向を決定づける可能性があります。詳細はこちら(Pinsent Masons)。IAM も参照 🔒
監視機関としての欧州特許庁(EPO)は、7 ヵ国の裁判所で使用する FRAND の裁定を行うための方法論を概説した、新しい報告書を作成しました。詳細はこちら(EPO ニュース)。MLex も参照 🔒
米国の連邦地方裁判所において、DRAM および NAND メモリーに関する特許訴訟が過去 10 年間で激化していることが、新たな分析によって明らかになりました。詳細はこちら(IAM) 🔒
