シズベルの AI 分野における重要人事 / InterDigital と Amazon の仲裁をめぐる混乱 / 重慶の Nokia 対 Samsung 訴訟における FRAND 料率分析 / 欠陥のあるデータにより EU での比例性の議論が曖昧化 / ほか多数
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先週は、シズベルにとって大きなニュースが続きました。Via LA でグローバル戦略および成長担当副社長を務めた Willy Chang が、当社の AI プールの責任者に就任したことが発表されたのです。Chang は、最高事業開発責任者の Jukka Nihtilä を直属の上司とし、AI および高性能コンピューティング技術に関連するライセンスプログラムの開発を主導します。Chang が統率するプロジェクトには、Ultra Ethernet 技術を対象としたプールの構築も含まれます。シズベルは 4 月末、この成長著しい分野における特許の募集を開始していました。
Chang は、ネットワークとハードウェアの分野においてシズベルが長期にわたり築いてきた実績について触れ、「この会社の歴史は次のフェーズへと極めて円滑に推移しており、それこそが AI インフラストラクチャおよび HPC に関する効果的なライセンスプログラムの構築です。これは、私が情熱をもって取り組んで いる分野です。」また、Nihtilä も、「これらの分野には多くの可能性があり、Willy の参画により、当社はその事業機会を最大限に活用できる立場を確立できるでしょう。」と、期待を示しました。
その他の大きなニュースとしては、InterDigital と Amazon が仲裁に同意し、注目の的だったビデオコーデック SEP 関連の訴訟の取り下げを決定したとの発表がありました。しかし、その後も合意内容について両者の間で見解の相違が生じています。さらに、Nokia 対 Samsung 訴訟で重慶の裁判所が最近決定したグローバル FRAND 料率に関して、ip fray が詳細に分析しました。一方、IP Europe は、欧州委員会に代わって実施した知的財産エンフォースメント指令の調査において、Ernst & Young が作成した欠陥のあるデータが EU における差止命令と比例性に関する議論を歪めていると主張しました。
以下に紹介する記事は、内容に賛同しているためではなく、指摘する価値がある注目すべき情報と思われるため取り上げていることをご了承ください。
マーケット
シズベルが、AI および高性能コンピューティング分野の新たなライセンスプログラム開発を主導する責任者に Willy Chang を任命したと発表しました。詳細はこちら(Sisvel Newsroom)
シズベルの POS パテントプールの、ライセンサーの数が 40 社に達しました。30 社達成から 1 週間あまりでの拡大です。詳細はこちら(Sisvel Newsroom)
Nokia の IP ライセンス事業の好調な進捗を、同社の最高ライセンス責任者の Susanna Martikainen 氏が報告しました。詳細はこちら(Nokia ブログ)
バッテリー技術のパテントプール運営企業 Tulip Innovations は、ミュンヘンでの審理に先立ち、自動車メーカーの日産および Dacia との訴訟で和解を成立させました。詳細はこちら(ip fray) 🔒
Alcatel Lucent/Nokia が以前保有していた 1,000 件を超える通信関連特許を活用する新たなライセンス事業体が設立されました。詳細はこちら(IAM) 🔒
法務関連
InterDigital と Amazon によるビデオコーデック SEP 訴訟の終結および仲裁への移行をめぐる発表がありましたが、両者間の認識の違いから混乱を招く展開になっています。詳細はこちら(ip fray)。IAM も参照 🔒
統一特許裁判所(UPC)のハーグ支部で下された最近の判決が、FRAND 訴訟において裁判所が「外部に限り閲覧可」という秘密保持体制を最も明確に支持した事例となっています。詳細はこちら(ip fray)
Samsung は、VCL Advance のプールライセンスの 2024 年ライセンス条件改正について、ニューヨーク州裁判所で無効判断を獲得しました。詳細はこちら(IAM) 🔒
政策と意見
知的財産エンフォースメント指令の有効性に関する欧州委員会の調査のデータに欠陥があるため、欧州における比例性に関する議論が歪められています。詳細はこちら(IP Europe)
日本の裁判所は、SEP 保有者に敬遠される法域だとの評判を払拭しようとしていると分析されています。その取り組みの成否は、市場が決めることになるでしょう。詳細はこちら(IAM) 🔒
ドイツ選出の欧州議会議員が、より多くの EU 諸国に UPC 制度への参加を呼び掛けています。詳細はこちら(MLex)🔒
戦略と分析
重慶中級人民法院の最近の ZTE 対 Samsung 判決では、5G の累積ロイヤリティ料率が 7.8〜8.5% にまで達しました。詳細はこちら(ip fray) 🔒
新しい報告書によれば、Huawei、Sony、および Qualcomm は、MPEG-DASH ストリーミング規格に関連する特許の主要特許権者に含まれます。詳細はこちら(IAM) 🔒
Avanci はこの数ヵ月で、中国の自動車ライセンス事業において大きな進展を遂げています。詳細はこちら(Michael Ma Substack)
FRAND 評価に関する WIPO の最近の報告書では、単一の方法論の確立を妨げる数多くの手続き上の障害と法域間の相違が浮き彫りにされています。詳細はこちら(MLex)🔒
データセンターが知的財産の精査の中心となりつつあり、その運営に関連した特許侵害の申し立て件数が増加しています。詳細はこちら(Morgan Lewis)
