シズベルの新たな POS パテントプールが始動 / ITC が TCL と Hisense の調査を開始 / 中国が ASI 政策を撤回 / USPTO の SEP ワーキンググループがステークホルダーに接触 / ほか多数
Sisvel Insights 週刊まとめニュースの最新号へようこそ。この 7 日間で目に留まった SEP の世界に影響するニュース、分析、データポイントをまとめてお届けします。
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先週水曜日、シズベルは創立 44 周年を迎えました。この日は、セルラー分野の大手 3 社、Huawei、LG Electronics、Nokia を創設ライセンサーとする新たな POS(販売時点情報管理)パテントプールの設立を発表する絶好の機会となりました。本プログラムでは、5 月中旬までライセンサーとして参加する企業に対するインセンティブが提供されており、今後さらに多くの企業が参加することで、その魅力はさらに高まる見込みです。
POS は、パテントプールに最適な分野です。グローバルに展開され、標準化されたセルラー技術によって支えられているうえ、POS がもたらす機能強化により、その市場は急速に拡大しており、今後さらなる規模の拡大が見込まれます。シズベルのプログラムは、現在開発中の製品はもとより、現在市場に流通しているさまざまな製品を支える標準必須特許(SEP)へのアクセスを簡素化します。
そのほか、ITC が InterDigital からの申し立てを受け 、TCL と Hisense に対してビデオ技術特許に関する調査を開始しました。また、中国は WTO に対し、世界規模で訴訟差止命令政策を撤回したと通知しました。一方、IAM のインタビューにおいて、米国特許商標庁(USPTO)に最近設立された SEP ワーキンググループの共同議長が、規格策定への米国の関与強化に向け進めている取り組みについて説明しました。
以下に紹介する記事は、内容に賛同しているためではなく、指摘する価値がある注目すべき情報と思われるため取り上げていることをご了承ください。
マーケット
シズベルは、Huawei、LG Electronics、Nokia を創設ライセンサーとする新たな POS パテントプールの詳細を公表しました。詳細はこちら(Sisvel Newsroom)。ip fray および IAM も参照 🔒
Nokia は、IoT 向け標準必須特許ライセンス戦略において、ホームセキュリティシステムが次の焦点であることを明らかにしました。詳細はこちら(Nokia ブログ記事)。IAM も参照 🔒
Access Advance による HEVC および VVC プール買収について、Via Licensing のビデオライセンサーに事前通知がなかったとの報道に応え、同社社長である Kevin Mack 氏は、そのような取引は「機密事項として扱われるべきものである」と認識していると述べました。詳細はこちら(ip fray)
法務関連
ITC は、ビデオ技術に関する InterDigital からの申し立てに基づき、TCL および Hisense に対して 337 条に基づく調査を開始しました。詳細はこちら(IAM) 🔒
リオデジャネイロの裁判所は、InterDigital が保有する 5G 標準必須特許の侵害を理由に、Transsion に対して仮差止命令を下しました。詳細はこちら(InterDigital プレスリリース)。ip fray も参照 🔒
政策と意見
中国は、貿易規則に違反していると判明したことから、中国の裁判所が標準必須特許(SEP)訴訟において世界規模で訴訟差止命令を出すことを認める政策を撤回したと、WTO に通知しました。詳細はこちら(欧州委員会)。MLex および China IPR も参照
USPTO の SEP ワーキンググループの共同議長が、規格策定への米国の関与強化に向け、ステークホルダーとの対話を通じて新たなアイディア創出を目指すと述べています。詳細はこちら(IAM) 🔒
被告である Samsung は、最近の特許差止命令を支持する米司法省(DoJ)の介入に異議を申し立てています。一方、本訴訟の原告側も、米国政府の主張の一部に異議を唱えています。詳細はこちら(Law360) 🔒
InterDigital 対 Amazon 訴訟における統一特許裁判所(UPC)の立場はバランスを欠いており、Electrolux 対 BSH 訴訟において、外国特許の侵害および有効性に関する問題について EU の裁判所が判決を下すことができるとした欧州司法裁判所(CJEU)のスタンスとは対照的です。詳細はこちら(Justin Lambert、Mischon de Reya)
ライセンス交渉グループを従来のカルテル理論の観点で評価すると、公平、合理的、非差別的(FRAND)エコシステム内におけるその機能が誤解されるリスクがあります。詳細はこちら(IAM) 🔒
戦略と分析
シズベルチームによる DVB World 2026 のレポートでは、メディアの今後を形作る新技術にスポットライトを当てています。詳細はこちら(Sisvel Insights)
6G は初の AI ネイティブのセルラー接続規格となり、ライセンスエコシステムに新規の実施者やイノベータを幅広く取り込むことが期待されます。詳細はこちら(IAM) 🔒
ミュンヘンの Oliver Schoen 判事の説明によると、特許権者のドイツでの標準必須特許訴訟における勝訴率は一般に考えられているほど高くなく、その理由は、不利な判断が見込まれる場合、原告側が訴訟を取り下げるケースが多いためです。詳細はこちら(IAM) 🔒
最近の中国の裁判所の判決は、連続する無効性審査を中国国家知識産権局(CNIPA)がどのように処理すべきかを明確にしました。詳細はこちら(ip fray) 🔒
AV1 ビデオコーデックに関する米国での特許訴訟の件数は、2025 年に過去最高を記録しました。詳細はこちら(IAM) 🔒
