ミュンヘン地裁が 6 億 4,000 万ドルの FRAND 料率判断 / 成長を続けるシズベル POS プール / Nokia がブラジルで勝利 / USTR が SEP 問題について見解を示す / ほか多数
Sisvel Insights 週刊まとめニュースの最新号へようこそ。この 7 日間で目に留まった SEP の世界に影響するニュース、分析、データポイントをまとめてお届けします。
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ロンドン、重慶に続き、ミュンヘン地方裁判所が、複数の管轄区域で展開されている ZTE 対 Samsung の標準必須特許(SEP)ライセンス紛争における FRAND ロイヤリティ料率について判決を下しました。両社間でのクロスライセンス契約のバランスを取るため、ドイツの裁判所は 5 年間で 6 億 4,000 万ドルのロイヤルティを ZTE 側に支払うべきとの判決を下しており、その内容は 4 月末にイングランド・ウェールズ高等法院の Meade 判事が下した判決よりも、中国・重慶の判決にかなり近い判決となっています。実際のところ、同等の条件で 6 年間で比較すると、ミュンヘンの判決額は重慶の判決額よりも高い可能性があります。したがって、英国の 3 億 9,200 万ドルという判決が明らかに異例のように思われる判決となっており、SEP ライセンサーにとってこれは決して好ましい事態ではありません。こうした状況に注目が集まる可能性は高いものの、和解が成立しない限り、これら 3 つの判決はすべて控訴の対象となるという点には留意が必要です。
そのほか、シズベルは、早期参加インセンティブの適用期限が迫る中、新たに 5 社のライセンサーが新しい POS(販売時点情報管理)プールに参加し、特許提供を開始することを発表しました。また、ブラジルの控訴裁判所が Nokia と ASUS との紛争において Nokia に有利な判決を下したほか、最新の USTR スペシャル 301 条報告書において、米国の標準必須特許(SEP)保有者の利益保護に関して一部の管轄区域での対応が批判されています。
以下に紹介する記事は、内容に賛同しているためではなく、指摘する価値がある注目すべき情報と思われるため取り上げていることをご了承ください。
マーケット
シズベルは、同社の POS パテントプールに新たに 5 社のライセンサー(Alfred Consulting、Datang Mobile、KPN、NEC、Wilus)が加わったことを発表しました。詳細はこちら(Sisvel Newsroom および Sisvel LinkedIn)。MLex🔒 および ReTHINK Research も参照 🔒
Huawei と TP-Link は、暫定ライセンスの下で英国の裁判所において両社間の FRAND をめぐる紛争が進行中であることから、統一特許裁判所における Wi-Fi 関連の特許侵害訴訟を取り下げました。詳細はこちら(PRIP Research)
Access Advance の CEO である Peter Moller 氏は、同社の HEVC および VVC プログラムについて、2025 年を「訴訟面での成功の年」と位置づけました。詳細はこちら(IAM)
NB-IoT 対応の緊急ビーコンを製造するスペインのスタートアップ企業が、セルラー IoT プールのライセンシーを対象とするシズベルの中小企業向け基金の最初の支援対象企業になりました。詳細はこちら(Sisvel Insights)
法務関連
ミュンヘン第一地方裁判所は、ZTE および Samsung 間のライセンス契約における公正、合理的、非差別的(FRAND)条件に関して判断を下した最新の裁判所となり、5 年間の契約に対して 6 億 4,000 万ドルの金額を提示しました。詳細はこちら(ip fray)。MLex も参照 🔒
先週、ZTE 対 Samsung の紛争に対して下された中国の FRAND 判決の編集版が公開されました。詳細はこちら(PRIP Research)。ip fray も参照
ブラジルの控訴裁判所は、ASUS に対して Nokia が獲得した、AVC の SEP をめぐる差止命令を支持しました。詳細はこちら(ip fray)
デリー高等裁判所は、Malikie Innovations が提起した SEP 訴訟において、Xiaomi に対し、2,870 万ドルの保証金の納付を命じました。詳細はこちら(ip fray) 🔒
Huawei は、動画ストリーミング関連の特許をめぐ り、欧州の放送大手 RTL Group を統一特許裁判所に提訴しました。詳細はこちら(ip fray)。IAM も参照 🔒
政策と意見
業界団体は、最新のスペシャル 301 条報告書において SEP に関する問題が言及されたことを歓迎しています。ただし、USTR の言及の仕方は、他の機関と比べるとはるかに穏当なものにとどまりました。詳細はこちら(IAM)。MLex も参照🔒
一定の改善策が講じられなければ、欧州の真の特許裁判所としての役割を果たすという本来の目的を統一特許裁判所が果たせなくなる恐れがあります。詳細はこちら(Kluwer Patent Blog)
戦略と分析
ZTE 対 Samsung 訴訟における英国高等法院の判決を綿密に読み解くと、Meade 判事の料率設定の手法について有益な指針が得られます。詳細はこちら(IAM) 🔒
Nokia と Ericsson がモバイルネットワーク事業者に対してライセンスのロイヤリティを請求しないのには、複数の理由があります。詳細はこちら(IAM) 🔒
