HPE がシズベルの Wi-Fi MM ライセンスを取得 / Samsung が 5G 契約を締結 / 中国が SEP 紛争の解決基準を検討 / 保有者の同意を得ずに裁判所で FRAND 料率を設定することの危険性 / ほか多数
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シズベルの Wi-Fi マルチモードプールは、今年立ち上げを発表して以来、着実に勢いを増しています。先週は、Hewlett Packard Enterprise がこのプログラムの最新のライセンシーとして参加し、Sony、Huawei、Panasonic、Philips、ZTE Corporation に続く形となりました。後者の 4 社は、KPN、Mitsubishi Electric、Orange、Aegis 11 SA(シズベル関連会社)、SK Telecom、WILUS, Inc. とともにライセンサーでもあります。
重要な点として、Wi-Fi 6 と 7 の両方の規格を対象とするこの新しいプールにおいて、これまでに締結された契約と同様、HPE とも友好的に契約を結ぶことができました。HPE は WLAN 市場における極めて重要なプレーヤーであり、消費者向けと企業向け双方のルーターの大手メーカーであることを踏まえると、これは特筆すべき出来事です。総じて、Wi-Fi マルチモードプールの提案の価値を改めて裏付けるものと言えるでしょう。シズベルの CIPO である Heath Hoglund が、「近い将来、ライセンシーがさらに増えると確信している」と述べているのも頷けます。
そのほか、Samsung Electronics が Longhorn IP 傘下の Hannibal IP との紛争を終結させ、5G SEP のポートフォリオへのアクセス権を得るライセンス契約に署名しました。また、中国では、行政機関による SEP 紛争の解決に関するルール策定を当局が検討していることが明らかになりました。一方、米国特許商標庁(USPTO)の元長官、David Kappos 氏が、Cravath の共同経営者である Noa Ma 氏と共同で記事を執筆し、裁判所がグローバル FRAND 料率を設定するのは SEP 保有者が同意した場合に限るべきだと主張しました。
以下に紹介する記事は、内容に賛同しているためではなく、指摘する価値がある注目すべき情報と思われるため取り上げていることをご了承ください。
マーケット
HPE は、円満な交渉を経て、シズベルの Wi-Fi マルチモードプログラムの最新ライセンシーとなりました。詳細はこちら(Sisvel Newsroom)。IAM 🔒 および ip fray も参照
BlackBerry は、創設ライセンサーである Huawei、LG Electronics、Nokia に続く形で、シズベルの POS パテントプールに新たな特許権者として参加しました。詳細はこちら(シズベル LinkedIn)
Samsung は、Longhorn IP とのライセンス契約に合意し、同社子会社である Hannibal IP との紛争を終結させるとともに、5G 技術に関する SEP へのアクセスを取得しました。詳細はこちら(Longhorn IP プレスリリース)
Avanci は、Sharp が Wi-Fi 6 車両プログラムにおける新たなライセンサーとなったことを発表しました。詳細はこちら(Avanci LinkedIn)
韓国の研究機関、ETRI は、2025 年のライセンス収入がおよそ 3,400 万ドルとなり、過去最高を記録したと発表しました。詳細はこちら(ip fray)
法務関連
Verizon および Samsung は、Dominion Harbor Group が開始した 5G セルラー特許に関する米国の訴訟キャンペーンの対象となりました。詳細はこちら(IAM)🔒
Optis は、4G セルラー特許をめぐる長年の紛争において、Apple に対する 4 回目の裁判を要求しました。詳細はこちら(Law360) 🔒
政策と意見
中国の規制当局は、SEP ライセンス紛争を行政機関が解決するためのルールの導入を検討しています。詳細はこちら(MLex) 🔒
米国司法省反トラスト部門は、Samsung と係争中の SEP 保有者に有利なポジションを示す内容の意見書を提出しました。詳細はこちら(IAM)🔒。ip fray も参照 🔒
SEP 保有者の同意がない場合、裁判所によるグローバル FRAND 料率の設定は法的強制力を欠き、判決の不一致が生じるおそれがあり、財産権を損ねると指摘されています。詳細 はこちら(IAM) 🔒
ロビイストは、トランプ政権の「先進的製造業のための国家戦略計画」に SEP 関連の条項を盛り込むよう働きかけています。詳細はこちら(MLex) 🔒
世界的な SEP 執行環境の分断が、不確実性の増大と法的コストの上昇を招いています。詳細はこちら(MLex) 🔒
戦略と分析
シズベルの深圳オフィス開設を記念して開催されるイベントに、企業の IP リーダーと政策専門家が一堂に会し、中国の IP 変革について議論します。詳細はこちら(Sisvel Insights)
シズベルの CEO、Mattia Fogliacco は、MLex との独占インタビューで同社の中国展開について語りました。詳細はこちら(MLex)
USPTO の統計によると、PTAB の手続き開始率は 2 月に 37% まで低下し、この 1 年 間で審理期間が 28 ヵ月から 9 ヵ月へと大幅に短縮されたとのことです。詳細はこちら(IP Watchdog)
