Ericsson と Transsion が和解 / Nokia Tech、ライセンスの優先度に直面 / MLB の FRAND 紛争解決モデル / MEP、ビッグテックのビデオアライアンスの精査を求める / ほか多数
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FRAND 分野で最も注目を集めている紛争の一つが、先週決着しました。Ericsson と Transsion が 3 大陸・複数の司法管轄区域にわたり争っていた訴訟で和解したことが発表されたのです。和解内容の詳細は公表されていませんが、Ericsson はプレスリリースで、「今回の和解によって得られる当社の財政上の効果は、2026 年第 3 四半期以降の業績に反映される予定です」と述べています。
この紛争が非常に注目されていた理由の一つは、訴訟が提起された管轄区域にありました。その多くは、SEP 紛争で通常利用される裁判地ではありませんでした。実際、和解のニュースが発表されるわずか数日前には、モロッコの裁判所がアフリカで初めて標準必須特許(SEP)に基づく差止命令を認め、Transsion ブランドの 4G および 5G スマートフォンの同国内での販売禁止につながる判断を下しました。Ericsson は訴訟提起からわずか 6 か月でこの命令を獲得しており、他の SEP 保有者もこの点に注目するでしょう。
そのほか、Nokia Technology の社長、Patrik Hammarén 氏は、特許ポートフォリオ強化のために特許の取得をこれまで以上に重視していることを明らかにするとともに、IoT をはじめとする分野のライセンス供与を業界ごとに分けて行うことが同社のロイヤリティ向上戦略の中心であるとの考えを示しました。一方、シズベルのポリシー責任者である Matteo Sabattini と Sullivan & Cromwell のパートナーである Garrard Beeney 氏は、裁判外紛争解決手続き(ADR)に FRAND を取り込むことに関しては、メジャーリーグの事例から教訓を得られると論じています。また、ドイツの欧州議会議員(MEP)は、ビッグテック各社が支援する Alliance for Open Media について、ビデオ規格に関するライセンス運用実態を、欧州委員会が精査すべきだと求めました。
以下に紹介する記事は、内容に賛同しているためではなく、指摘する価値がある注目すべき情報と思われるため取り上げていることをご了承ください。
マーケット
Ericsson は、POS デバイスメーカーの Verifone と SEP ライセンス契約を締結したことを発表しました。詳細はこちら(Roy Maharaj on LinkedIn)
Samsung とシャープは、Access Advance が運営する VVC プールにライセンサー/ライセンシーとして参加しました。詳細はこちら(Access Advance プレスリリース)
Lenovo と China Telecom は、Avanci の EV 充電器向けライセンスプログラムにライセンサーとして参加しました。詳細はこちら(Marianne Frydenlund on LinkedIn)
譲渡データにより、Oppo、Panasonic、Nokia、Huawei などの企業が関与する最近の SEP 取引の詳細が明らかになりました。詳細はこちら(ip fray) 🔒
法務関連
Ericsson は、モロッコのカサブランカ商業裁判所が Transsion に対する差止命令を認めたことから、アフリカで初めて SEP に関する差止命令を獲得しました。この判断は、これら二社がグローバルな紛争で和解するわずか数日前に下されたものです。詳細はこちら(IAM)。🔒 ip fray および Ericsson プレスリリースも参照
統一特許裁判所(UPC)の特許調停・仲裁センターが、FRAND 関連の紛争に関する手続きのためのガイドラインと推奨ベストプラクティスを策定するワーキンググループを設立しました。詳細はこちら(PMAC ニュース)
Cerinet USA が、ATSC 3.0 市場で最初の大きな SEP 行使キャンペーンを開始し、次世代テレビ規格に不可欠な技術を使用しているとして 12 の企業を告発しました。詳細はこちら(IAM) 🔒
政策と意見
SEP/FRAND 紛争では、意外にも米国メジャーリーグで確立された紛争解決メカニズムが、ライセンス条件をめぐる当事者間のギャップを埋める効果的な方法を提供するかもしれません。詳細はこちら(IAM) 🔒
米司法省の司法次官補である Dina Kalla 氏は、ワシントン DC における講演で「特許のライセンスを供与する特許権者が回復不能な損害を受けていることおよび金銭的救済では不十分であることを立証する可能性があるのが、現在の状況である」ことを再確認したと述べています。詳細はこちら(司法省広報室)
ドイツの MEP が、Alliance for Open Media の特許ライセンス政策について、欧州委員会に調査を求めました。詳細はこちら(MLex) 🔒
戦略と分析
Nokia のライセンス部門の責任者である Patrik Hammarén 氏が、就任以来初めての本格的なインタビューで、同社が狙いとしている業界別アプローチについて説明しました。詳細はこちら(IAM)🔒
AI、電気自動車、先端製造技術は、中国の新規特許出願において最も急速に増加している技術分野です。詳細はこちら(IAM) 🔒
特許に関する紛争において、どの法域で訴訟を提起するかという判断は、侵害された特許の保有者が行うことができる最も重要な戦略的意思決定の一つです。詳細はこちら(IP Watchdog)
