Qualcomm と Apple が契約更新 / DoJ の SEP 担当高官が退任 / Avanci がスマートメータープログラムを停止 / Sisvel Connect 2026 のハイライト / ほか多数

カテゴリ
週刊まとめニュース
日付
2026年9月28日

Sisvel Insights 週刊まとめニュースの最新号へようこそ。ここでは、この 7 日間に注目を集めた SEP 市場に影響を与えるニュース、分析、データポイントをまとめてお届けします。

** ここをクリックすると、毎週月曜日に本ニュースレターを直接メールで受け取ることができます **

Qualcomm と Apple は、ほとんど注目を浴びることなく、グローバル特許ライセンス契約を更新しました。発表はわずか 2 文のプレスリリースで、Qualcomm のトップである John Han 氏は、「Apple とのライセンス契約を延長できたことを喜ばしく思っています」とコメントしています。

控えめな発表ではあったものの、Qualcomm と Apple の契約は標準必須特許(SEP)ライセンスの分野において最も重要な関係のひとつです。両社は訴訟による争いを経て、2019 年 4 月に 6 年間のライセンス契約に合意しました。その後、Apple が契約を 2027 年まで 2 年間延長するオプションを行使しました。今回の更新は契約開始日の 6 か月以上前に発表されたことから、比較的スムーズに手続きが行われたものとみられます。

実際、発表されているか否かにかかわらず、このように行われています。つまり、交渉の経緯が衆目にさらされることはありません。しかし、だからと言って、ライセンス契約の過程で訴訟の果たす役割がないというわけではありません。9 年前に両者はそれぞれの主張をもとに裁判所に訴訟を提起しました。その後に成立した和解が、今回のものを含む 2 度の友好的な契約延長につながり、結果として、10 年以上にわたるライセンス済み技術の利用への道を開いたことになります。

また、米国司法省(DoJ)の司法次官補、Dina Kallay 氏が、司法省反トラスト局を退任したことが明らかになりました。Kallay 氏は、国際問題、政策問題、上訴問題を担当していましたが、SEP 関連の問題について、米国政府の中で最も積極的かつ率直な発言を行ってきた当局者の 1 人でした。在任期間は 18 か月に及び、この間、DoJ は欧州の自動車 LNG の調査に着手したほか、差止命令を求める特許権者を強く支持する姿勢を示しました。反トラスト局の Gail Slater 局長は、行政当局との緊張関係が報じられる中、2 月に退任しており、今回で Slater 氏が任命した司法次官補も、全員が退任したことになります。

そのほか、Avanci が運営するスマートメーター向けライセンスプログラムが終了したとの報道がありました。また、バルセロナで開催された Sisvel Connect で業界関係者の間で交わされた非公開の議論から得た知見を、シズベルが紹介しました。

以下に紹介する記事は、内容に賛同しているためではなく、指摘する価値がある注目すべき情報と思われるため取り上げていることをご了承ください。

マーケット

Qualcomm と Apple がグローバル特許ライセンス契約を更新しました。新たな契約は来年 4 月 1 日からの発効となる予定です。詳細はこちら(Qualcomm プレスリリース)

Avanci のスマートメーターライセンスプログラムが終了したことを、同社が確認しました。詳細はこちら(IAM)🔒。ip fray も参照

MPNX が、シズベルの POS パテントプールに加わった最新の特許権者となりました。詳細はこちら(シズベル LinkedIn)

法務関連

フランスの消費者権利団体が、統一特許裁判所(UPC)の差止命令により国内で 4K ストリーミングサービスが停止したことを受け、Disney+ に対し利用者への補償を行うよう求めました。詳細はこちら(ip fray)

重慶市とロンドンの裁判所は、ZTE 対 Samsung 訴訟での FRAND 判決に至るほぼすべての段階で、異なる入力データと手法を用いました。その結果、両裁判所の判決の間に 86% の差が生じました。詳細はこちら(IAM)

政策と意見

米国司法省の司法次官補、Dina Kallay 氏が、司法省反トラスト局の職を退任しました。詳細はこちら(IAM)🔒

1 月に退任予定の Darrell Issa 議員は、外国での SEP 差止命令や全世界を対象とする料率設定の決定に対抗するよう、大統領による措置を求めました。詳細はこちら(MLex) 🔒

戦略と分析

Sisvel Connect 2026 に、SEP 市場をリードする 250 人以上の関係者が集まり、技術動向、政策策定、そしてライセンス市場の今後について議論が交わしました。詳細はこちら(Sisvel Insights)

デュッセルドルフがミュンヘンを初めて抜き、UPC で最も案件数の多い支部となりました。詳細はこちら(JUVE)

お問い合わせ

関心のある分野