VP9 について

VP9 は、2013 年 6 月 17 日に Google が公開したビデオ符号化フォーマットです。これは、前身である VP8 形式の進化版として開発され、特に高精細および超高精細コンテンツ向けに、復号化の複雑さを抑えつつ、よりコンパクトなビットストリームを生成する、より効率的なコーデックを作成することを目的としています。VP8 から VP9 への技術的進歩は  「自然な世代交代」と定義されています。

VP9 は、ウェブでの動画配信において AVC および HEVC と競合することを目的としています。主に Over the Top Services で使用され、WebRTC を使用したビデオ通話用のオプションコーデックとしても採用されています。

VP9 復号化は、主要なブラウザと Android デバイスでサポートされています。

VP9 に関するその他の技術情報については、以下のサイトをご覧ください: https://www.webmproject.org/vp9/

ビデオコーデックの未来は私たちの手に

イノベーションは社会全体に利益をもたらしますが、研究開発は多くのコストと時間を要します。このような研究開発活動が公正な対価を受け取れないならば、継続的な技術革新へのインセンティブは低下してしまいます。研究開発活動を支援するための資金の確保は、イノベーションエコシステムを育成する上で不可欠です。

ビデオコーデックの歴史の詳細については、キャンペーン動画をご覧ください。

特許権者

シズベルは、以下の特許権者が保有または管理する VP9 特許に対して非独占的ライセンスを付与する権利を有します。

  • Dolby International AB

  • Electronics and Telecommunications Research Institute (ETRI)

  • Dolby Video Compression, LLC(旧 GE Video Compression, LLC)

  • Godo Kaisha IP Bridge

  • IDEAHUB Inc.

  • JVCKENWOOD Corporation

  • Korea Advanced Institute of Science and Technology (KAIST)

  • Korean Broadcasting System (KBS)

  • Koninklijke Philips N.V.

  • NTT, Inc.

  • NTT Docomo

  • Orange S.A.

  • Sejong University

  • SK Planet Co., Ltd.

  • SK Telecom Co., Ltd.

  • Toshiba Corporation

  • University - Industry Cooperation Group of Kyung Hee University (UICGKHU).

  • Xylene Holding S.A.*

*Xylene Holding S.A. が保有する特許には、かつて Mitsubishi Electric Corporation が保有していた特許が含まれます。

特許

シズベルは、特許パンフレットに記載されている VP9 規格に関連する特許について、非独占的ライセンスを付与する権利を有します。関連資料は下記よりダウンロードいただけます。

シズベルの VP9 ライセンスプログラムに関して、一部のプログラム参加特許権者は、VP8 動画形式を対象とする契約を締結しており、さらに次世代 VPx ビデオコーデック一つに対し、 VP8 技術のサブライセンス提供を認めています(Google-MPEG LA 契約 – 「Google と MPEG LA が VP8 動画形式を対象とする契約を発表」 – https://www.mpegla.com/wp-content/uploads/n-13-03-07.pdf [ mpegla.com ] をご参照ください)。 シズベルと特許権者は、VP9 プログラムの創設に先立ち、必要なデューデリジェンスを実施し、前述の契約に基づいてまだライセンスされていない VP9 規格特許のみが、このプログラムによりライセンスされるよう、慎重かつ詳細な特許レビューを行いました。

以下の文書内の表は、シズベルによってライセンスされる VP9 特許がこれらの規格に準拠した製品でどのように利用されているかを理解できるよう、関連する規格と該当セクションを示しています。

VP9 特許パンフレット *

注:Xylene Holding S.A. が保有する特許には、かつて Mitsubishi Electric Corp. が保有していた特許が含まれます。

* 特許パンフレットおよび特許リストは、新たな評価が完了した場合、随時補足および更新されます。

VP9 ライセンス条件

シズベルは、VP9 規格に関する特許に対し、ロイヤリティが発生する移転不可かつ譲渡不可で、サブライセンスを付与する権利のない非独占的ライセンスを提供します。本ライセンスは、VP9 規格を実装するすあらゆるコンシューマー製品を対象としています。

シズベルが提供するライセンスは、チップセット、半導体部品、組み込みモジュールなどの部品やサブアセンブリには適用されません。

ロイヤリティ料率は製品単位で設定され、下表のとおり、VP9 規格を実装するコンシューマー機器に適用されます。

標準レート

コンプライアントレート

消費者向けディスプレイデバイス*

0.24 ユーロ

0.18 ユーロ

消費者向け非ディスプレイデバイス**

0.08 ユーロ

0.06 ユーロ

*消費者向けディスプレイデバイスとは、データまたは画像の視覚的な表示や表現が可能なコンシューマー製品を指し、スマートフォン、タブレット、ノートパソコン、コンピュータ、コンバーチブル端末、テレビ、ビデオプロジェクタ、ディスプレイ付きのカメラや、ビデオカメラなどが含まれますがこれらに限定されません。

**消費者向け非ディスプレイデバイスとは、データや画像を視覚的に表示・提示できないコンシューマー製品を指し、 セットトップボックス、ビデオおよびゲームコンソール、仮想現実/拡張現実デバイス、ドングル、デコーダーおよびプレーヤー、ホームシアターおよびストリーミングメディアプレーヤー、ディスプレイなしのカメラやビデオカメラ、ディスプレイなしのデスクトップ PC、グラフィックカードなどが含まれますがこれらに限定されません。

ライセンシーが VP9 ライセンス契約に基づく義務を完全に遵守している場合、ライセンス対象の各製品に対して適用されるロイヤリティ料率はコンプライアントレートとなります。

上記の製品単位のランニングロイヤリティ方式の代わりに、数量コミット方式を選択することも可能です。この方式では、以下の表に従い、関連する VP9 製品の年間にコミットされた数量に基づき、ロイヤリティを1 年(暦年)ごとに前払いで支払います:

消費者向けディスプレイデバイス 

最小確約しきい値(台数) 

最大確約しきい値(台数) 

製品 1 台当たりに適用されるロイヤリティ料率 

1  

100,000  

0.126 ユーロ 

100,001  

1,000,000  

0.117 ユーロ 

1,000,001  

25,000,000  

0.108 ユーロ 

25,000,001  

75,000,000  

0.099 ユーロ 

75,000,001 以上  

無制限 

0.090 ユーロ  

消費者向け非ディスプレイデバイス 

最小確約しきい値(台数) 

最大確約しきい値(台数) 

製品 1 台当たりに適用されるロイヤリティ料率 

1  

20,000  

0.042 ユーロ  

20,001  

200,000  

0.039 ユーロ 

200,001  

5,000,000  

0.036 ユーロ 

5,000,001  

14,000,000  

0.033 ユーロ 

14,000,001 以上  

無制限 

0.030 ユーロ 

詳細については、 別途お問い合わせください

シズベルの VP9 ライセンスプログラムに基づくライセンスすべての契約条件は、 VP9 契約をご参照ください。

ライセンシーの数

現在、 VP9 / AV1 特許を対象とするライセンス契約を締結している企業の数は以下の通りです。

現在の VP9/AV1 ライセンシー

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*このセクションは定期的に更新されます。

文書

利便性を考慮し、以下のライセンス申請の完了のための補足文書を作成しました。

組織図の例

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