Wilus、ドイツで Asus に対する差止命令を執行 / Apple、EDTX で Optis を阻止 / Lutnick 氏、「特許税」を撤回 / シズベルの二次市場戦略 / ほか多数

カテゴリ
週刊まとめニュース
日付
2026年2月16日

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1 月初旬、シズベルの Wi-Fi マルチモードプールやその他のプログラムにライセンサーとして参加している韓国の研究開発企業、Wilus は、Wi-Fi 関連の紛争において、ミュンヘン地方裁判所より Asus に対する暫定的差止命令を認められました。裁判所の判決文では、シズベルプールおよび Wilus が Asus に提示した二社間ライセンスのロイヤリティ料率はいずれも FRAND であることが認められました。

本判決に伴い先週、Wilus は Asus に対して、すべての侵害製品を回収し、ドイツでの流通を中止するように求めました。「Wilus にとって差止命令の執行は‍『最後の手段』という考えですが、二社間であれシズベルプール経由であれ、ライセンシーに対し公平な競争環境を維持する責務があります。当社としては、今後も Asus との関係を維持する意思はありますので、紛争の早期解決を願うばかりです」と、Wilus の CEO 兼創業者である Jin Sam Kwak 氏はコメントしています。Asus には控訴する権利があります。報道によると、台湾企業である Asus は Acer とともに、HEVC 関連紛争において、Nokia からもドイツで仮差止命令の執行に直面しているとされます。

そのほか、Apple が複数の管轄区域で長らく展開されていた Optis との訴訟において、重要な勝利を収めました。また、米国特許商標庁(USPTO)が特許権の推定価値に基づき特許権者に課税する、いわゆる「特許税」構想に関して、米国商務長官の Howard Lutnick 氏はこれを撤回しました。また、Sisvel Insights では、シズベルが自社の特許取得のアプローチについて解説しています。

以下に紹介する記事は、内容に賛同しているためではなく、指摘する価値がある注目すべき情報と思われるため取り上げていることをご了承ください。

マーケット

Fractus が、コネクテッド安全デバイスを扱う RPX とのライセンス契約の手続きを終えたことを発表しました。詳細はこちら(PRNewswire)

Vivo がライセンサーとして、Avanci の車載プログラムに加わりました。詳細はこちら(Michael Ma LinkedIn)

法務関連

Wilus は、Wi-Fi 6 標準特許をめぐり、ドイツで先日獲得した Asus に対する差止命令の Wilus 執行に着手しました。詳細はこちら(IAM) 🔒

報道によると、ドイツで AcerAsus が PC とノート PC の販売を停止した模様です。これは、HEVC SEP をめぐる紛争で Nokia が両社に対する差止命令を勝ち取ったことを受けたものです。詳細はこちら(Tom’s Hardware)

‍米テキサス州の陪審は、4G SEP 侵害をめぐる Optis の請求に関する 2 回目の再審において、Apple を支持する評決を下しました。詳細はこちら(Reuters)ip fray も参照

InterDigital は、多数の映像関連の特許訴訟を新たに提起するとともに、仲裁委員会が設定した 10 億 5000 万ドルのロイヤリティ支払いに対して Samsung が異議を唱えていることを明らかにしました。詳細はこちら(IAM) 🔒

Wilus は、Wi-Fi 6 標準特許をめぐり、ドイツで先日獲得した Asus に対する差止命令の Wilus 執行に着手しました。詳細はこちら(IAM) 🔒

SamsungZTE を相手取り、FRAND 反トラスト違反を訴えましたが、カリフォルニア州の連邦判事がこれを棄却しました。詳細はこちら(Law360) 🔒

政策と意見

米国商務長官の Howard Lutnick 氏は、上院委員会で、特許の推定価値に基づく特許税案を撤回すると述べました。詳細はこちら(IAM) 🔒

EU は、中国の裁判所によるグローバル FRAND 料率の設定を巡り、中国に対して提起している WTO 提訴において、小委員会の設置を求めています。詳細はこちら(欧州委員会)

最近の USPTO の取り組みにより、SEP 紛争などの訴訟地として米国が再び注目される可能性があります。詳細はこちら(Law 360)

米国司法省反トラスト局局長、Gail Slater 氏が辞任しました。詳細はこちら(IAM)🔒

米国の富豪 Mark Cuban 氏は、AI の台頭によって多数の企業が特許出願を停止する可能性があるとの見解を示しています。詳細はこちら(Times of India)

戦略と分析

シズベルのディールメイキングチームは、戦略的な特許取得を通じて、プールのサービスを強化し、SEP 環境における断片化の解消につなげています。詳細はこちら(Sisvel Insights)

Ericsson の最新データは、主要ライセンサー各社が、断片化した IoT 市場にどのように対応しているかを示しています。詳細はこちら(IAM) 🔒

InterDigital の経済性は、現行の特許ポートフォリオに裏付けられた更改時のロイヤリティ収益ストリームとして捉えるのが最適と言えます。詳細はこちら(LinkedIn Jim Harlan)

米国特許に関するドイツでの審理を阻止する訴訟差止命令(ASI)を Alan Albright 判事が出した理由の詳細が、書面で明示されました。詳細はこちら(LinkedIn Erick Robinson)

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