Squires 氏が Stewart 氏の裁量的拒否を支持 / Avanci が BYD 4G ライセンスを獲得 / Via が新半導体プールを立ち上げ / Apple が UPC 訴訟に介入 / など
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先週、USPTO 新長官の John A Squires 氏が、就任後初めて公の場でコメントを発表しました。全体的に、知的財産権者にとっては嬉しい内容でした。Coke Morgan Stewart 氏に対する断固たる支持を表明し、彼女が長官代理として打ち出してきた方向性が今後も維持されることが強く示唆されました。この方向性は、ほとんどの特許権者が強く支持してきたものでもありました。その後すぐに、裁量的拒否に関する問題についての権限を彼女に与える命令が出されました。
また、USPTO の士気が低下している今、審査官団に対する温かい言葉もありました。離職率は高く、労働組合の承認と団体交渉は廃止され、在宅勤務の慣行は残ってはいるものの常に危ぶまれています。Squires 氏のリーダーシップの下、USPTO のプロセスや実務に AI を取り入れるなど、大きな動きが見られることは明らかですが、問題は、どのようにして大きな混乱を招くことなくこうした動きを実現するかです。審査官として優秀な「人材」が常に必要になります。
さらなる問題は、Howard Lutnick 商務長官です。同氏は、知財信奉者でありながら、米国の持つイノベーションの原動力に脅威を与えかねない考えを持つ人物です。最も顕著なのは、バイ・ドール法を放棄し、特許価値に対して 1%~5% の税金を導入する可能性があることです。こうした考えに対して支持するか反対するか。どこかのタイミングで Squires 氏は判断を迫られる可能性があります。いずれにせよ、これに対応していくには強力な政治的スキルが必要になるでしょう。
他にも、新長官の仕事はたくさんあります。シズベルとしては、彼の健闘を祈るばかりです。
その他には、BYD が Avanci から 4G ライセンスを取得したことが明らかになりました。一方、Via は半導体メモリー技術に特化した新しいプールを発表しました。Apple が、SEP 取引の非公開性を保護する目的で 2 件の UPC 訴訟に介入したというニュースもありました。
以下に紹介する記事は、内容に賛同しているためではなく、指摘する価値がある注目すべき情報と思われるため取り上げていることをご了承ください。
マーケット
BYD が Avanci 4G Vehicle プログラムのライセンシーになったことが明らかになり、中国の大手自動車メーカーとしては初の契約となりました。BYD、Avanci 4G ライセンスに署名- IAM 🔒
Via LA が半導体メモリー技術に関する新たなパテントプールを構築する計画を発表しました。Via LA が半導体メモリーパテントプールプログラムを発表:半導体関連ライセンスプログラムの第 1 弾 - ip fray
SIM IP がフィンランドの Gurulogic から 200 件以上のビデオコーディング特許をすべて取得しました。SIM IP - LinkedIn 投稿
法務関連
Apple が、自社の SEP 取引の非公開性を保護する目的で、 Ericsson 対 Asus、Sun Patent Trust 対 Vivo の UPC 訴訟に介入しています。UPC での Ericsson 対 Sun の特許 SEP 紛争で Apple の介入が認められる | MLex 🔒
Fraunhofer は、Lenovo と子会社の Motorola Mobility を相手取って、最新のオーディオコーデック特許紛争を裁判所に提訴しました。Fraunhofer が Lenovo を提訴。UPC のオーディオコーデック紛争拡大 - IAM 🔒
ブラジルで、Hisense が HEVC Advance ライセンサーに対する宣言的判決に向けた取り組みを展開しています。当該のライセンサーは 10 社に も上ります。ビデオ SEP を巡り Hisense がブラジルで宣言的判決を請求。対象は Dolby、GE、JVC、Philips、NEC、Mitsubishi、ETRI、Huawei、IP Bridge、Sun Patent Trust – ip fray
政策と意見
John Squires 氏は、USPTO 長官就任後初めて公の場でコメントを発表し、「強く、堅牢で、拡張性があり、弾力性のある知的財産制度」を求めました。John A. Squires 氏の宣誓の辞 | USPTO
John Squires 氏は、USPTO 長官としての初仕事の 1 つとして、副長官(前長官代理)である Coke Morgan Stewart 氏に、裁量的拒否問題に関する権限を与えました。投稿 | LinkedIn
戦略と分析
ビデオコーデックの特許保有者は、ストリーミング配信者にライセンスに同意してもらうため、パテントプールや二社間ライセンスを模索していますが、古い訴訟に関しては多くが未解決のままです。米国の動画ストリーミング訴訟減少。変化の兆しか - IAM 🔒
ブラジルが SEP エンフォースメントの重要な舞台として浮上しています。FRAND に関する政府による調査は、規制当局による監視強化への扉を開く可能性があります。ブラジルで成熟しつつある SEP のエンフォースメント状況を紐解く - IAM
インドが電気通信標準化においてより大きな役割を担っていこうとしています。これに伴い、インドの光ファイバー会社 Sterlite では、5G および 6G 資産を中心としたセルラー SEP ポートフォリオを構築しています。Sterlite の知的財産はグローバルリーダーを目指すうえでの「戦力増強剤」 - IAM 🔒
