シズベルはイノベーションに力を与え、前進を促進する

カテゴリ
ライセンスに関する見解
日付
2025年10月21日

Sisvel Connect のバルセロナ開始に伴い、シズベルグループ社長兼 CEO の Mattia Fogliacco が 2 年間の飛躍的な進歩を振り返り、さらなる進歩を約束 

文責:Mattia Fogliacco

今週、バルセロナで Sisvel Connect 2025 が開催され、200 人以上の参加者が集まりました。参加者は、パテントプールで特許を提供している数多くの企業の代表者だけでなく、ライセンス供与企業の上級幹部や他の企業 IP 責任者の参加も見られました。特許権者会議と並行して、10 月 22 日には 1 日カンファレンス「Navigating the Changing FRAND World(変化する FRAND の世界を乗り越える」を実施し、多くの著名な講演者にもお越しいただく予定です。盛りだくさんの、非常に充実した 3 日間になります。 

Sisvel Connect は特別です。古くからの数多くの仲間と情報交換するだけでなく、パートナー、クライアント、取引相手など、これまでのあらゆる対応内容や現在進行中の内容を更新する機会にもなります。共有することは山ほどあります。 

2024 年の初めから、シズベルでは仕事が山積していました。ディールメイキングと並行して、素晴らしい未来のための基礎を築いてきました。そのために、事業を再設計し、地理的および戦略的範囲を拡大し、経験やスキルの基盤を広げるために多額の投資を行いました。  

大きな変化 

今日のビジネスを見てみると、ほんの 2 年前と比べて多くのことが変わりました。まず、法務顧問の Steve Jedlinski が、Sisvel グループ全体の業務をサポートする精鋭チームを欧州と米国に配置し、法務機能が大幅に拡大しました。さらに、Nokia での輝かしいキャリアを経て昨年 9 月に入社した Jukka Nihtilä は、新たな事業開発事業を指揮し、すでに状況が大きく動いています。  

他にも、IAM の創設者で元編集長の Joff Wild は、戦略的コミュニケーションを指揮して、当社の取り組みや考えを世界中に広めています。後者について言えば、3 月に Matteo Sabattini が初の行政担当エグゼクティブアドバイザーに任命され、シズベルの発言が政策立案者に明確に伝わるようにすることが彼の任務となりました。彼は全力で取り組んでいます。  

アジアでは、元三菱電機幹部の清水克則にシズベルジャパンの運営を任せ、SK テレコムからシズベルに移った Injoon Song に韓国の事業運営を任せました。最近では、Yixiong Zou を中国の最高経営責任者に任命しました。この任務では、深センに拠点を開設するなど、中国における重要な事業展開を指揮することになります。この優秀な 3 人は、市場のリーダーとして認められています。彼らの任命により、すでにプラスの影響がもたらされていると実感しています。 

しかし、プラス影響に関しては外部からの人材登用だけではありません。社内でも重要な動きがありました。これまで法務を担当していた David Muus が、2024 年 1 月にライセンスプログラムの責任者になり、当社のすべてのパテントプールが競争のトップに立てるようにすることが彼の任務となりました。最近では、元戦略責任者の Nick Dudziak の指揮で、双方に利益をもたらすカスタムのディールメイキングサービス「Sisvel Bespoke」が発表されました。  

今後数ヵ月の間に、当社の事業計画がさらに具体化していく中で、より注目を集める任命があることでしょう。Sisvel Technology の世界クラスのエンジニアチームが主導する標準設定プロセスや R&D への参加にも注目が集まり、見逃せません。私たちの知る限り、同様のパテントプール事業者は他にいません。それが、当社やクライアントにとって大きなアドバンテージになると考えています。Sisvel Technology のおかげで、自分たちが展開する市場や、そこにある特許だけでなく、これらを促進する技術や技術開発も理解できるようになりました。市場がますます複雑になる中、このようなインサイトがあらゆることを行ううえで当社にとって不可欠となります。 

そのことを念頭に入れて、当社では外部の R&D 機関との連携を深めることにも重点を置いています。韓国の優れた研究室「WILUS」との緊密な関係をさらに強化する一方で、Datang、ETRI、Langbo、KAIST、世宗大学校、慶熙大学の産学協力団などとの関係構築のために当社は精力的に動いています。いずれの団体も、当社のライセンスプログラムで 1 つ以上参加しています。  

プログラムと契約 

もちろん、ディールメイキングとパテントプール管理が当社の中心業務であることは決して忘れてはいません。ここにも、仕事が山ほどあります。Cellular IoT(C-IoT)および Wi-Fi 6 プログラムによるライセンス契約者数が急増しています。いずれも、ロイヤリティ料率の引き下げを発表して市場ニーズへの対応力を発揮しています。  

昨年、C-IoT プールでは、NB-IoT 製品に対してユニットあたりわずか 0.08 ドルのロイヤリティを導入しました。LTE-M や、LTE-M と NB-IoT の両方を実装したデバイスに関しては、販売価格が 20~60 ドルのスマートセンサーデバイスに対して、新たな中間帯の料率としてロイヤリティを 0.66 ドルに設定し、当該セグメントにおいて料率が 50% 引き下げられました。Wi-Fi 6 プールでは、エンタープライズ製品の料率がこれまで 3 ドル(規格準拠)と 3.60 ドル(規格)でしたが、その後、2025 年 7 月、 1 ドル(規格準拠)と 1.20 ドル(規格)まで引き下げることができました。  

また、両方のプールにおいて目を引く契約もいくつかありました。例えば、Nordic SemiconductorMoMAGIC との契約により、当該企業の顧客はワンストップライセンスを利用して、C-IoT プールに参加している世界クラスのイノベータ 36 社が保有する SEP に簡単にアクセスできるようになりました。一方、Wi-Fi 6 に関しては、ありがたいことに、この 14 ヵ月で CiscoNetgearAcer などの多くの企業とライセンス契約を締結することができました。  

しかし、C-IoT や Wi-Fi 6 だけではありません。例えば、当社のビデオ符号化プラットフォームも大きな牽引力を発揮して、AV1 完成品市場の約 50% を新たにライセンス供与することになりました。これはわずか 6 年で達成された大きな成果です。  

パテントプールはどれも同じではない 

残念ながら、場合によっては、パテントプールが単一的なもの、すべて同じものとして見られてしまう傾向があります。しかし、実際には、プールを運用する人の意思決定によってパテントプールの機能が左右されます。運用する人が違えば、アプローチも異なります。 

シズベルでは、最高レベルの透明性を目指して取り組み、常に市場のあらゆる部分に関与していくことが不可欠とする信念を掲げています。パテントプールは、ライセンサーとライセンシーの両者のニーズを反映し、必要に応じて適応できる柔軟性を備えて初めて成功するものと強く信じています。  

欧州委員会の技術移転ガイドライン(TTG)が当社の指針となっているのには、そうした背景があります。そのため、TTG の修正案が今年初めにリリースされたとき、当社はすでに修正案にも完全に準拠していましたので、驚きはしませんでしたが、嬉しく思いました。  

透明性の実現、必須性の提示、効率性の創出、確実性の提供など、最高水準への使命は今後も当社の取り組みを支えるものとなります。当社は、どのようなときも楽しみな気持ちを持って、常にイノベーションを図り、約束を果たしてまいります。  

イノベーションに力を与えることができることは、シズベルの誇りです。この先、何十年にもわたりそうしていけることを思うと楽しみです。すべてのパートナー、クライアント、仲間へ:皆様のご愛顧とご支援に感謝申し上げます。これまでの成果はひとえに皆様のおかげです。まだ提携していない皆様へ:明るい未来に向かってシズベルと一緒に歩んでみませんか?皆様のご参加をお待ちしております。 

Mattia Fogliacco はシズベルグループ社長兼 CEO です

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